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ズルい勉強法ラボ
法規 第28回 ⏱ 約9分で読めます

電技その1|高圧・特高機器の『触れるな3点セット』で危険防止をスッキリ攻略

電験三種「法規」の電技(電気設備技術基準の解釈)から、高圧・特高機器の接触防止ルールを整理。『さく+高さ距離5m+危険表示』の3点セット、高圧の5・4.5・4m、特高の5m一択、そしてD種接地の使い分けまで、バラバラに見える数値を1本の軸でまとめて覚える解説記事です。

🃏 暗記フレーズ:触れるな3点セット:さく+高さ距離5m+危険表示。高圧は5・4.5・4m。特高は5m一択。D種は35kV以下

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「法規って、数字がバラバラで覚えられない……」。 高圧の接触防止距離を勉強しはじめて、5m・4.5m・4m・特高は5m……と数字だけが目の前を通り過ぎて、テキストを閉じたくなった方も多いはずです。

でも安心してください。この単元は、数字を丸暗記するから苦手になるだけ。 「なぜその数字なのか」という理由を1本の軸でつかめば、バラバラだった数値が一気に線でつながります。今日はその軸を、一緒に手に入れましょう。

この記事で身につくこと

  • 高圧・特高機器の接触を防ぐ**「触れるな3点セット」**の中身
  • つまずきやすい**「高さ+距離=5m」の正しい計算方法**
  • バラバラに見える高圧の5・4.5・4mを、設置場所の理由でまとめて覚えるコツ
  • 特高の5m一択と、D種・A種接地の使い分け(35kVの境目)

読み終わるころには、「高圧の接触防止、説明できるよ」と胸を張れる状態になっています。

暗記フレーズ:「触れるな3点セット」

まずは今日の記事全体を貫く、合言葉から。

触れるな3点セット:さく+高さ距離5m+危険表示。高圧は5・4.5・4m(屋内・地上・市街外)。特高は5m一択。D種は35kV以下

長く見えますが、分解すれば「3点セット」「高圧3つの数字」「特高」「接地」の4ブロックだけ。この記事で1ブロックずつ、腑に落としていきます。

ステップ1:接触を防ぐ「3点セット」を丸ごとつかむ

高圧・特高の機器は、人が触れれば命に関わります。そこで電技(電気設備技術基準の解釈)は、3つをセットで求めています。

3点セット中身
① さく・へい人が近づけないよう物理的に囲う
② 高さ+距離=5m以上さくの高さと機器までの距離の合計
③ 危険表示「危険!高電圧」など、危ないと分かる表示

ポイントは、どれか1つではなく3つ揃って初めて合格だということ。さくを立てても表示がなければダメ、表示だけでもダメ。「囲う・離す・知らせる」の3拍子と覚えてください。

🃏 暗記シート
Q. 高圧・特高機器の接触を防ぐ『3点セット』とは?
💡 囲う・離す・知らせる

ステップ2:つまずきNo.1「高さ+距離=5m」の正体

多くの人がここで止まります。「5mって、何から何までの5m?」

答えはシンプル。さく自体の高さと、さくから機器(充電部)までの水平距離、この2つを足して5m以上あればOKです。

たとえば――

さくの高さ水平距離合計判定
2m3m5m○ OK
1.5m3.5m5m○ OK
1m3m4m× 不足

つまり「背の高いさくを立てる」でも「機器から離す」でも、合計5mに届けば手段は問わないということ。天井に見えていた壁が、実はどちらからでも越えられると分かると、ぐっと楽になりますよね。

🃏 暗記シート
Q. 『高さ+距離=5m以上』は何と何の合計か?
💡 さくの上と、さくの横を足す

ステップ3:高圧の「5・4.5・4m」を理由でまとめる

ここが法規らしい、数字が並ぶところ。でも設置場所で厳しさが変わると知れば、丸暗記は不要です。

設置場所高圧の距離なぜ?
屋内5m人が最も近づく・作業する
屋外(地上)4.5m屋外だがまだ人は通る
市街地外4m人が少ないぶん緩められる

覚え方は「人が多いほど厳しく(数字が大きく)、人が少ないほど緩い(数字が小さい)」。 市街地の外は通行人がほとんどいないから4mまで下げられる――理由から降りていくと、5→4.5→4の並びが自然に頭に入ります。

🃏 暗記シート
Q. 高圧機器の接触防止距離、屋内・屋外地上・市街地外の3つは?
💡 人が多い=厳しい=数字が大きい

ステップ4:特高は「5m一択」、そして接地の使い分け

高圧が場所で変わったのに対し、特別高圧(特高)はシンプルに屋内5m一択。 電圧が桁違いに高く危険なので、「場所によって緩める」という発想をしないわけです。ここは迷わず「特高=5m」で覚えてください。

最後に、接地工事の使い分け。これは35kVを境目にすると一発です。

電圧区分接地工事接地抵抗
高圧(35kV以下)D種
特別高圧A種

電圧が上がるほど危険なので、**接地抵抗はより小さく(厳しく)**なる、という関係。数字が「上がる」のではなく「下がって厳しくなる」向きに注意です。

🃏 暗記シート
Q. 特別高圧(特高)機器の接触防止距離は?
💡 特高は迷わず5m
🃏 暗記シート
Q. 高圧と特高で接地工事の種類はどう変わる?
💡 電圧が上がると抵抗値は下がる

まとめ

今日のゴールを、もう一度4ブロックで振り返りましょう。

  • 触れるな3点セット……さく・へい + 高さ距離5m + 危険表示(3つ揃って合格)
  • 高さ+距離=5m……さくの高さ+機器までの水平距離の合計。手段は問わない
  • 高圧は5・4.5・4m……屋内・屋外地上・市街地外。人が多いほど厳しい
  • 特高は5m一択/接地は35kVが境目……高圧D種(100Ω)、特高A種(10Ω)

数字がバラバラに見えたのは、理由を知らなかっただけ。「囲う・離す・知らせる」「人が多いほど厳しく」という軸を握れば、この単元はもうあなたの得点源です。

次回「電技その2」で、さらに一緒に前へ進みましょう。今日もよく頑張りました。

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